赤外線を利用した点検

赤外線外壁調査とは?

赤外線外壁調査は対象物との温度差を利用します。
外壁タイルやモルタルに浮きができると隙間の空気が温められる為、正常な壁面と比較すると高い温度分布を示します(日中の調査の場合)。

打診点検を実施すると”浮き”と推定される部分は反響音があり、”浮き”と判断できました。そのため、赤外線調査との整合性が取れていることが検証できました。

弊社では日照が十分な環境で、かつ赤外線に関する豊富な知見と経験により正しい手法で撮影することにより高い信頼性を持った外壁調査を行うことが可能です。

赤外線外壁調査はどんな場面で使われるか?

外壁調査にかかる期間を短縮しつつ全面点検が可能になることにより、ビルやマンションの大規模修繕にあたっての積算結果の乖離を減少することができます。

②12条点検

建築基準法12条に定められた定期報告制度の見直しにより、赤外線カメラを利用した外壁調査は国、地方自治体から認められています。

③雨漏り・漏水調査

赤外線は温度変化を画像として捉えることが出来るので、雨漏りや漏水の調査を行うことも可能です。

12条点検(定期報告制度)とは?

定期報告制度は、国が定めた建築基準法第12条に基づいて行われるため通称、12条点検と呼ばれています。12条点検は、政令や特定行政庁が定める特定建築物の所有者・管理者に義務付けられています。
定期的に、一級建築士など決められた資格を持つ人が建築物や建築設備の調査を行い、その調査や検査の結果を所管の特定行政庁に報告しなければなりません。

12条点検の調査項目

建物外壁の調査外壁タイルなどに亀裂、浮きなどがないか。
地盤沈下が起こっていないか。
雨水の排出は正しく行われているか。
屋上部分の調査防水仕上げ材に不具合は起きていないか。
漏水、雨漏りの要因となる劣化が起きていないか。
建物内部の調査防火上の区画、不燃性能が必要な仕上げ材に劣化が生じていないか。
建築設備に不具合が生じていないか。
避難設備の調査バルコニーや階段などに設置された避難設備の操作に妨げが生じていないか。
避難経路の確保ができているか。

12条点検について詳細に知りたい方はこちらをご覧ください。

ゴンドラは足場の1/3、ドローンはゴンドラの1/10以下

従来の点検を行う為には足場、ゴンドラといった仮設設備の設置のみで数百万円以上かかりますが、ドローン飛行に仮設設備は不要です。

1000平米以下の場合

従来の調査約100万円(足場代込み)
ドローンによる調査約30万円

仮設設備不要の安全な低コスト点検

設備の仮設期間だけでも足場は1か月程度、ゴンドラは10日程度かかることがありますが、ドローン外壁点検は最短半日程度で準備から撮影調査まで完了することが可能です。

どの位置でも高精細な画像で比較検証も容易に

自由自在に上下左右の移動が可能なドローンであればマンションの高層階も地上と同じ画角で、かつ高精細な画像で品質の高い調査を行うことが可能です。

ドローン×赤外線外壁調査従来の調査方法(打診法)
コスト

足場等、仮設設備の設置不要
×
高層建造物の調査は仮設足場が必要
診断品質
使用カメラ性能及び解析者の経験による

診断者の経験と感覚による
診断期間

1日でマンション1棟を調査可能
×
仮設足場が必要な場合は複数日を要する
気象条件
天候の影響を受ける(雨天・曇天不可)

天候に左右されにくい
外壁への影響
非接触の為、外壁への影響無

浮きの広がりや剥離発生の可能性有
屋根はかれる君

ドローンを使って屋根の面積が簡単に出せる

屋根に登って計測する必要がありません!
ドローンで写真を一枚撮影するだけで屋根面積が出せるので圧倒的な業務効率!

太陽光パネル点検調査とは?

太陽光発電システムの効率と寿命を最大限に伸ばすためには、定期的なメンテナンスと点検が不可欠です。当社は、最先端の赤外線カメラを搭載したドローンを使用して、太陽光パネルの状態を詳細に分析するサービスを提供しています。

パネルの表面温度を測定し、不良セルや性能低下の原因となる箇所を特定することで、従来の手法では見落としがちな微細な問題点を早期に発見し、修復することが可能となります。この方法により、大規模な太陽光発電所でも効率的に保守・点検を行い、発電効率の最大化を図ることができます。

また、画像を分析することで、クラスターバイパス、モジュール異常、ストリング異常、植生などの異常が検出できます。点検時の画像をもとに、太陽光発電所データを3D化したり影を考慮した発電量をシミュレーションしたりすることも可能です。

ドローンで太陽光パネルを点検するメリットとは?

赤外線カメラは、太陽光パネルから放出される微細な熱パターンを捉えることが出来ます。この技術により、パネル内の故障セルや劣化している部分が発するわずかな温度の変化も検出することが可能となり、早期の問題特定と対応が出来るようになります。これにより、パネルの劣化を未然に防ぎ、発電効率の低下を最小限に抑えることができます。

迅速な広範囲カバレッジ

ドローンは数分で広大なエリアを飛行し、点検することができます。これにより、地上からではアクセスが困難な場所や大規模な太陽光発電施設全体の点検も迅速に実施でき、時間と労力の大幅な節約につながります。ドローンによる効率的な点検は、特に広範囲にわたる太陽光発電所の運営において、メンテナンス作業の負担を大きく軽減します。

非侵襲的な点検方法

ドローンによる点検は、太陽光パネルに物理的な負荷をかけることなく実施することが出来ます。この非接触・非侵襲的なアプローチにより、パネルへの損傷リスクを大幅に減少させて、設備の寿命を延ばすことができます。また、この方法はパネルの構造を変更することなく、安全かつ効率的に点検を実施できるため、設備の完整性を保持しつつ問題を特定することができます。

コストとリスクの削減

ドローンによる点検は、高価な足場の設置や人員を危険な高所作業に従事させることなく実施できるため、安全リスクとコストを同時に削減します。また、故障セルの早期発見により、より高価な修理や交換の必要性を回避し、長期的な運用コストの削減にも貢献します。

⑤データ駆動型のメンテナンス計画

収集された詳細な熱画像データを分析することで、太陽光パネルの性能を客観的に評価し、具体的なメンテナンス計画を立てることが可能です。この手法により、システムの発電効率を最適化し、不具合が発生する前に予防的なメンテナンスを行うことで、太陽光発電システムの寿命を延ばすことができます。

ドローンを利用した赤外線調査のご依頼は

まで!